【実体験】外資系企業へ転職後のキャリア 4例

【実体験】外資系企業へ転職後のキャリア 4例

2016年に外資系企業へ転職し、5年が経ちました。

正直、日系企業で務めていた頃よりも人の入れ替わりは激しく、だからこそなのか、他人に興味が無い少しドライな人も多いのかなという当初持っていたイメージ通りの印象もあります。

 

一方で、5年経過し、私自身のこれからのキャリアで少し悩んでいました。

現在私の職種は営業職ですが、セールスマネージャーとしてのキャリアなのか、セールスとして道を極めるのか、はたまた別の業界や職種へ挑戦するのか…。

この記事では自分自身のキャリアの振り返りも兼ねて、外資系企業へ転職した後、他者がどのようなキャリアを歩んでいるか出世・社内公募・転職・解雇の4つ例に沿ってきる限り具体的な状況と共にご紹介したいと思います。

 

 

パターン1:出世

プロパー・転職組関係なく、外資系企業に出世機会はあります。

事実として、他社や他国からいきなりマネジメントの立場としてくるケースもあります。

 

そして、出世する人の中でもマネジメント職に就く人とエキスパート職に就く人の2パターンの分岐があります。

 

マネジメント職の例

私が今更伝えることでもないとは思いますが、人・モノ・金・情報を管理・運営し、チームとして目標達成を補助する立場=マネージャーにあるのがこのポジションです。

営業職の例ですが、今までは個人の予算管理だったのが、チーム単位での管理をし、直属の上司はもちろん、社内で活動を報告する役目があります。扱う金額が増え、それに伴い責任が増大します。

 

では、なぜこの人が出世したのか?

この人にとっては出世はゲームだったのかなと感じます。

私の企業ではグレード(職位)制を取っており、このグレードを上げるために必要な要素はグローバルで定義されています。

 

現在のポジションと出世するために必要な経験や実績を意識し、それを補うためのプラスαの取り組みを常にしていました。

入社3年でリーダー的立場に就き、その1年後にはマネージャーへと昇進しています。

 

エキスパート職の例

エキスパート職とは、現在勤めている業界や職種のスペシャリストとして仕事を極めていく仕事です。

営業職や技術職はもちろん、貿易、会計、語学、マーケティング、IT関連などがイメージしやすく、エキスパート職からフリーランスへと転身する人も多い印象です。

 

私の身の回りであった営業職と技術職の2つの事例をご紹介します。

両者に共通しているのは、営業・技術としてその分野を歩んだ後に、新規のビジネス領域を開拓している点にあると思います。

 

営業の方は入社4年目でシニアセールスとして昇進しました。

入社時点は担当領域でのパートナー会社や客先はゼロ。

1年かけて開拓をし、2年目で育て、3年目で収穫するという綺麗なサイクルでした。

前職で持っていた知識・経験はもちろん、コネクションも活かしながら活躍されており、転職組の中で最も成功した事例だと私は思っています。

 

技術の方は、当時英語が全くできませんでしたが海外へ技術研修に参加し、技術交流から始めていきました。

パートナー会社との技術提携も始め、自らの手をほとんどかけずともその製品が売れるまでに成長させました。

 

 

パターン2:社内公募で異動

私が勤めている会社では社内公募制度があります。

これは人材を求める部署が社内で募集をかけ、応募してきた社員の中から選抜するという異動制度です。社内で募集を広く告知し、社外から採用するのと同様に面接などの選考を行っていきます。

そのポストにつきたい社員自身が手をあげるという点で、会社による半強制的な人事異動とは異なり、異動した本人のモチベーションが上がりやすい特徴があります。

(ソムリエから一部引用:https://www.somu-lier.jp/column/in-company-recruiting/

 

私は2019年~2021年までの2年間、海外駐在を経験しました。

これも社内公募制度に手を挙げ、面接を行い、内定をもらい海外へ駐在しました。

 

転職せずとも異業界・異業種へ就けるチャンスが社内にあります

以前、外資系企業での駐在のメリット・デメリットについて別記事にまとめていますのでよろしければご覧ください。

 

 

パターン3:転職

40歳手前であれば転職する人は多いです。

この中でも大きく2パターンあり、いわゆるJob Hopper型の年収をアップさせて転職する人と、Drop Out型の2つがあります

 

Job Hopper型とは?

スキルを積んでいくキャリアビルディング型とは異なり、ジョブホッパーは2~3年のサイクルで職を転々とする人のことを指します。

一般的に、職を転々とする人はネガティブなイメージが多いとは思いますが、アメリカでは平均で10回以上転職するそうです。

 

その外資系企業において、冒頭で私はドライな関係もある、とは伝えましたが当然血の通った人と仕事をしています。

辛辣な書き方をあえてしますが、評価する人やその周辺からの信頼は厚いものの、利害関係にある他部署から嫌われがちな人もいます。

 

全ての外資系企業がそうであるかはわかりませんが、私の会社では慢性的な人手不足のため、目標設定以外の仕事も多く舞い込んできます。

それらを他人に押し付けてでも、自身に課せられた使命を果たすために躍起になり、年収を10~20%程度アップさせて転職する人もいます。

 

個人的には年収が全てではないと思いますが、特に管理職に多い印象です。

 

年収を上げたい人や転職を検討している人に向けて、おすすめの転職サイト・転職エージェントをまとめていますので、気になる方はご覧になってください

 

 

Drop Out型とは?

※私独自の造語です

ここでの事例は会社から能力不足を指摘されたり、成績向上の業務改善指示が出たにもかかわらず、改善されなかったケースです。

 

外資系・日系企業のどちらに関わらず、普通解雇の場合、30日以上前の解雇予告をすれば従業員の解雇はできます。

しかし、世間体的にも解雇という処置は取らずに希望退職者を募ったり、グループ会社への出向などとして待遇面を冷遇されるケースもあると思います。

 

解雇とは少し異なるかもしれませんが、会社側の意向と該当者の意向が合致せず、結果として転職してしまう事例です。

 

 

パターン4:解雇

5年務めて1度だけですが、解雇された事例があります。

部長クラスの人を外部から採用したのですが、事業本部長から解雇としたと発表がありました。

 

海外のMBAを修了した後、誰もが知っている米企業から転職して入社。それ以前の経歴だってピカピカでした。

そんな人でもなぜか今回はミスマッチとして入社半年程度で会社を去っています。

 

この件については詳細を知りません。

しかし、転職後は概ね3~6ヶ月程度の試用期間が定められており、自分自身が同様の事態に陥る可能性はあります

 

自身の評価が過大・過小のいずれにもならないよう、ミスマッチには十分に気を付けましょう。

 

 

まとめ

今回は外資系企業へ転職する際に少しでもミスマッチとなる事例が減ればと思い記事にしました。

検討している転職先の職務記述書と自分自身が持っている職務経歴書が合致するのはもちろん、入社後も望むキャリアを歩むための一助となれば幸いです。

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